新宿院スタッフ

軟骨の重要性

新宿院スタッフ

最新ニュース

軟骨の重要性

東京ひざ関節症クリニック 新宿院
院長の 長谷川です

第12回目の投稿となります

今日は

 軟骨

について考えていきたいと思います

軟骨って言葉自体は身近なものになりますが、実際どうゆう役割をしているかはあまり知られておりません。

食材としての 軟骨 の方が身近なのかもしれません。

たとえば 焼き鳥のコリコリとした軟骨(ヤゲン軟骨とも呼ばれ胸骨由来の軟骨) や 唐揚げの軟骨(これは膝軟骨)、またはミミガー(豚の耳の軟骨)などは有名ですし、一度は口にしたことがあるかと思います。

どれも軟骨ですが、本日は四肢の関節内の軟骨についてお話させてください。

まず 軟骨 をWikipediaを参考にしらべてみますと

軟骨は、軟骨細胞とそれを取り囲む基質からなる結合組織である。組織中には血管神経リンパ管が見られない。弾力性があり、脊椎動物に比較的発達している。

とかかれております。これだけ見てもよくわかりませんね

関節の軟骨の一番の役割として関節の保護作用があります。

関節軟骨があるおかげで関節は極めて摩擦が少なく効率的な潤滑が行われております。たとえば0℃の氷と氷の摩擦係数が0.1とすると、軟骨と軟骨の摩擦係数は0.004前後と極めて小さいとされます。このおかげで関節を曲げ伸ばししても、飛んだり跳ねたりしても骨と骨が直接ぶつかりあうことなく痛みなく、スムーズに運動することができるのです。

軟骨はとても重要です。

しかし、このとてもありがたい軟骨ですが、正常の軟骨基質内では軟骨細胞はほとんど分裂することはありません。また軟骨には血管もリンパ管もありません。栄養は関節液によってもたらされます。いろいろな要因はあると思いますが、血管やリンパがほぼ存在しない組織であるので一度傷ついてしまうと修復が難しくなってきます。以前お話ししたようにサプリメントは基本的には有効とされておりません。

とくに膝に関しては

我々は立ったり歩いたりと膝を使わない日はありません。長生きすればするほど、普通の生活しているだけでも軟骨は経年劣化し徐々に痛んでいく方向にあります。膝の慢性的な痛みは放置せず、早めの治療が膝の予後を左右します。

軟骨はMRIでしか正確な診断はできません。早期診断早期治療が膝にもとても重要になります。

受診の際はスタッフ一同お待ちしております

院長 長谷川

整形外科・再生医療
東京ひざ関節症クリニック 新宿院
新宿駅から徒歩五分
〒160-0023
東京都新宿区西新宿1-4-11 宝ビル9F