新宿院スタッフ

若い女性の膝痛②

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若い女性の膝痛②

2022年2月14日(月)

東京ひざ関節症クリニック 新宿院
院長の 長谷川です

第 23 回目の投稿となります

今日は

バレンタイン

について考えていきたいと思います

今日は朝から、いえ前日の夜くらいからドキドキしていてあまり寝ておりません。

 

と、若い頃は興奮していたときもありましたが、もうそんな感情になることも少なく、

すっかりオジさんになったなぁと思う今日この頃です。

冗談はさておき

本日は前回の続きをお話ししたいと思います

 

若い女性の膝痛

結果から申し上げると

タナ障害

と呼ばれる疾患であることが多いです

タナ障害とは

別名 滑膜ヒダ障害 とも呼ばれます

なかなか耳にしないフレーズだと思います。

私もうまく説明できないです><

が、頑張って説明していきます。

 

滑膜とは関節包(関節の袋)の内面に存在する膜となります

関節軟骨以外の関節内靭帯、腱、脂肪組織などの表面を覆っています。一様に覆っているわけではなく、ゆるやかで大きいヒダ部分と細かな絨毛みたいな部分とに分かれます。

実際に手術中に見てみると、ヨットの帆のような部位もあれば、イソギンチャクのような部位もあるといった感じです。

この滑膜の隔壁が成長過程で遺残したものを滑膜ヒダと呼ばれます。

滑膜ヒダ自体は、ほぼ誰にでも存在します。

この滑膜ヒダが、なんらかの原因で肥厚したり、大きくなったりすることで生じる過敏反応

つまり違和感、痛みが

若い女性の膝痛

タナ障害(滑膜ヒダ障害)となります。

だいたい痛みを訴える部位は図の通り、膝のお皿の周囲となり

特に赤い部分に症状を訴える方が多いです。

 

 

若い女性に好発する理由は不明ですが、思春期から20代くらいの女性に好発し、加齢とともに減少していきます。

もちろん男性でも悩まれている方はおります。

治療方法は

まず ①運動の中止 安静 ストレッチ

これでダメなら

②鎮痛剤やステロイド注射

これでも3ヵ月以上改善の見込みがなければ

③手術療法

が一般的な治療の流れになるかと思います。

ただし、手術療法は再発の可能性も高く、痛みが残存する場合もあり、適応は慎重にきめたいところです。

当院でのPRP療法は、関節内の炎症反応を落ち着かせるという意味で

治療の適応とはなりますが、まずストレッチなどでの保存加療をおすすめしております。

 

治療を進める前に、まずは正しい診断が必要になります。

 

 

受診の際はスタッフ一同お待ちしております

院長 長谷川

整形外科・再生医療
東京ひざ関節症クリニック 新宿院
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