新宿院スタッフ

筋肉硬いと痛みが出やすいのは何故?

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筋肉硬いと痛みが出やすいのは何故?

筋肉硬いと痛みが出やすいのは何故?

明けましておめでとうございます。

宮田です。今年もよろしくお願い致します。

 

今日は筋肉が硬い事で起こる膝痛についてお話をしていこうと思います。

日々リハビリをする中で、膝が痛い人たちのほぼ100%と言ってもいいくらいの確率で太もも、又はふくらはぎ、又はその両方が硬い人達が多くいらっしゃいます。

では筋肉が硬い事でなぜ膝痛が起きるかと言うと、筋肉は関節を動かす、言わば車でいうエンジンです。

エンジンが点かないと車は動かないのと少し似ていて、太ももの筋肉が硬くなると膝は本来動きにくい状態になってしまいます。

ただ人間は機械とは違うので、太ももの筋肉がちゃんと働かない状態になっていても他の筋肉で動く、医療的に「代償」(=かばう)をする事で膝を動かすようになります。

ただ太ももの筋肉は下半身の中で一番大きく強い筋肉です。その筋肉を代償する事は、代償した筋肉にも強いストレスになってしまいます。代償は近い関節の筋肉を使いやすいため、膝の場合はふくらはぎ、又は股関節の筋肉などに過剰なストレスとなってしまいます。

一例として、ふくらはぎは本来足関節を動かすメインの筋肉ですが、ふくらはぎが硬くなる事で、特に足首を下に動かす底屈(ていくつ)という運動がしにくくなります。(かかと上げの運動)

ふくらはぎは膝の裏側から付く筋肉のため、硬くなるといずれ膝裏の痛みに繋がりやすくなってきます。

 

過剰なストレスは筋肉の緊張に繋がり、いずれ関節自体がちゃんと動かない状態になってしまいます。車で言うとエンスト状態です。

筋肉は骨の上に付着していますが、筋肉がちゃんと働かないエンスト状態になってしまうと「関節の滑らかな動き」が出来ない状態になってしまい、関節のトラブルに繋がっていきます。代表的なものが、マラソンランナーやジャンプ動作をよく行う人たちに起きやすいジャンパー膝(膝蓋腱炎)と呼ばれるものです。

 

膝の変形が進んでしまった方々たちは、変形によって膝関節自体が既に正しい動きを出来なくなってしまい、筋肉に過剰なストレスが加わりやすい状態になってしまっているため、慢性的に筋肉が硬い状態になってしまっています。

 

いずれにせよ筋肉を柔らかい「良い状態」にしておくことは、関節の滑らかな運動を生み出し、関節内に過剰なストレスを加えないためには非常に重要な事になります。この時期は寒くて筋肉が硬くなりやすい環境のため、普段から保温に努めることや柔軟体操(ストレッチ)を日頃から行って筋肉が硬くならないようにしていただけると良いなと思います。

 

す。