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少し詳しく幹細胞治療

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少し詳しく幹細胞治療

こんにちは!

宮田遼一を申します!

本日は当院が行っている幹細胞治療についてお話していきます。


 

まず幹細胞の定義があります。

自己複製能分化能を併せ持つ細胞

自己複製 自分自身のコピーを作ることが出来る。

分化 色んな系統の細胞になる可能性がある

下記図

そして分化には種類があります。

①全能性 

個体を形成するすべての種類の細胞に分化できかつ自律的に個体に発生できる

例 受精卵

②多能性

①個体を構成する全ての種類の細胞に分化が出来るが自律的個体を発生出来ない

②3胚葉全てに分化できる

例 胚性細胞(ES細胞) iPS細胞(人工多能性幹細胞)

③複能性

単一の胚葉

細胞を系譜に属する2種類以上の細胞に分化できる

例 体性幹細胞 間葉系幹細胞や造血幹細胞

④単能性

1種類の細胞のみ分化できる 

筋幹細胞

GS細胞

 

当院は行っている幹細胞は③複能性になります。

単一の胚葉とは何でしょうか?

 

人は受精卵から発生の過程で3つの胚葉に分けられます。

分けられた胚葉がそれぞれ器官へと成長していくのです。

 

当院が行っている脂肪由来の幹細胞は間葉系幹細胞(中胚葉)と言います。

中葉系幹細胞の定義は以下です

①プラスチックに接着性を持つ

②中胚葉(骨、軟骨、脂肪等)へ分化できる

③CD14- CD11b- CD19- CD79α- CD34- CD45-

 HLA-DR- CD73+ CD90+ CD105+ 表面マーカー

 

脂肪以外にも下記の箇所から細胞を取って行っています。

骨髄→骨組織に注射し骨髄液を採取。骨髄液から幹細胞を抽出。

脂肪→体から脂肪組織を吸引にて採取する。脂肪組織から幹細胞を抽出。

滑膜→膝関節内にある滑膜という組織を採取。滑膜から幹細胞を抽出。

末梢血→採血にて血液を採取。血液内から幹細胞を抽出。

これらが間葉系の種類です。

 

そして間葉系幹細胞には先ほど挙げた

自己複製と分化以外にも重要な能力があります。

細胞が分泌する液体です。

 

間葉系幹細胞から分泌されている物質の役割

(培養の上清液)右図参照

①細胞死を抑制し損傷部位を限定

②繊維化(組織と組織を繋ぐ物が以上に増殖する)、瘢痕化(傷後)を抑制する

③血管新生(血管を新たに作る)を促進する

④組織幹細胞を活性化して増殖刺激を与える

これらの能力も細胞に備わっているのです。


まとめると

当院の治療は脂肪から採取した幹細胞を培養して膝への注射します。

 

効果として期待することは

・細胞が生着して軟骨などに成り代わること(分化)

・細胞が出す分泌液が膝の中の環境を良くしてくれること。

これらを期待していきます。

 

詳しいことは専門のドクターから説明していきますので

ご興味がある方是非一度お問い合わせください!

ご連絡お待ちしています!