新宿院スタッフ

スポーツ障害について

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皆さんこんにちは。

宮田です。

 

趣味でランニングや何か特定のスポーツをされる方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、

スポーツ愛好家の方たちによく起こりがちな「スポーツ障害」についてお話をしていきたいと思います。

 

スポーツ障害の前に、簡単に言葉の説明をさせていただきます。

障害に似ている言葉で、傷害・外傷などの言葉がありますが、

実はそれぞれ意味があって医療の世界(特に整形分野)では使い分けされます。

 

・外傷→急性的な損傷、一般的なケガはこれを指します。例としては打撲・骨折・脱臼など。

障害(今日のテーマ)→慢性的な疲労による損傷、俗に言う使い過ぎによる痛み、勤続疲労と言うことが多いです。

・傷害→外傷と障害を混ぜて表現する言葉、そのため急性的なケガから慢性的なケガ全てを含めてる言葉。

 

では上記の事を踏まえたうえで、膝関節によく起こるスポーツ障害を本日はお伝えしていきたいと思います。

①膝蓋腱炎(膝蓋靭帯炎) ②鵞足炎 ③腸脛靭帯炎

共通することは筋肉の疲労または靭帯部の炎症だということです。

 

①膝蓋腱炎、膝蓋靭帯炎(しつがいけんえん、しつがいじんたいえん)

人体の中でも非常に大きい大腿四頭筋の筋疲労による炎症で起きるお皿の下の痛みです。

人間は重力に抵抗しながら生活しているため、重力に抵抗する大腿四頭筋は常に負担が加わっています。

そこにスポーツ活動などでさらに負担が増えることによって筋肉の腱(皆さんがよく言う「スジ」)に、

過剰にストレスが加わり炎症が起きることで発生する障害です。

膝蓋腱はほかの筋肉の腱と違って靭帯のように安定性が高いことから膝蓋靭帯と言われることもあります。

膝蓋腱=膝蓋靭帯と同じものを指している言葉になります。

 

②鵞足炎(がそくえん)

鵞足部に停止する3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)がスポーツ活動などで膝の曲げ伸ばし動作を繰り返し行うことで

硬くなり、筋肉が止まる骨と擦れた結果炎症し痛みが生じる障害です。主にX脚と呼ばれる足が内側に折れている方が

なりやすいと言われています。

痛みの場所はすねの骨の内側に起こります。

鵞足の名前の由来は3つの筋肉の形がガチョウの足の形に似てることが由来とされています。

 

 

③腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)

太ももの一番外側で膨らんだ大腿筋膜と呼ばれる場所からついている「腸脛靭帯」が

膝の外側の大腿骨の外側顆(ガーディー結節とも呼ばれる)と摩擦を起こすことで炎症を起こし痛みが生じます。

特にO脚の人が起こしやすいと言われています。

 

 

特にこの3つは非常に起こりやすいスポーツ障害です。

当てはまる点がある方やその他の膝の症状でお困りの方はぜひ一度受診をご検討ください。